オフィスで長時間のPC作業をこなし、外出先や自宅ではスマホが手放せない…。
ここ数年、そんな現代型ビジネスマンの間で「テニス肘のような」「腱鞘炎」に悩む人が増加している。
一部では「キーボード腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」といわれる症状です。

IT機器をよく使うビジネスマンを悩ませる腱鞘炎は
マウスのクリックやキーボードのタイピングなど
決まった動作を何度も繰り返すことで手指の腱に炎症を引き起こす
“反復運動過多損傷(RSI)”が主な原因です!

試しにビジネスマンが1日にキーボードを叩く回数をざっと試算してみよう。
まず、ローマ字入力の場合は1文字あたり2回キーを叩く。
ビジネスマンが1日に書くメールの本数を平均すると20通程度
メール1通あたりの文字数を平均200文字とになり400回×20通=8000回。
ほかに書類作成なども行うことを考えれば、毎日少なくとも1万回はキーを叩いているはずだ。
あくまで試算だが、これだけ叩けば手指への負担は大きそうだ。

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「その他、スマホの操作で母指を使いすぎる人に多いのが??
手首の母指側にある腱鞘(腱が通っているトンネル)が炎症を起こし、
母指を伸ばすと痛みを感じる『ドケルバン病』という症状。

また、中指でマウスのホイールをよく操作する人は、
『テニス肘』と呼ばれる上腕部の腱の炎症に悩まされるケースも」
それでは、仕事中に手の痛みを感じたらどう対処すればいいの?
「腱の炎症への簡単な対策は、痛みを感じる部位を冷やすこと。

患部を冷水や流水に2~3分間あてて腫れをとるだけで、症状の悪化を予防できます。
炎症を翌日に持ち越さず、蓄積させないことが大切です」
悪化すると関節の変形に至るおそれもある。
痛くなったら大事になる前に、専門医の診察を受けた方がよさそうだ。

当院では、体のバランスと肩から肘と手首の疲労を取る為の治療を行います
スポーツ障害と同じと痛みと考えて頂くとイイと思います!

パソコン環境を見直そう

パソコンの入力作業が多い人は、パソコン環境を見直すことをおすすめします。
具体的には、次のような点です。
1.マウスやキーボードを体への負担が少ないものに変える
2.パームレストなどの付属品を使用する
3.マウスではなくタッチパッドを使用する
4.クリック操作ではなくショートカットキーを使用する etc.