リセットコアストレッチ療法でヘルニアが治る

一日10分で出来るバランス調整法

(1)神経筋の再教育のためのリセットコアストレッチ療法

リセットコアストレッチは、
運動生理学・運動力学・運動医学、整形外科学、
リハビリテーション学などを基礎とする科学的原則と、
過去の膨大な臨床結果を基礎とする経験的原則との
両側面に基づいた新しいメソッドです。

このメソッドは、コアストレッチエクササイズ動作によって
生じる関節の圧縮・牽引、弛緩、各種運動抵抗による神経筋の
促通から、運動の認知、筋の伸張筋協調性の回復を促すという
神経筋の再教育のための運動療法であり、
また、関節可動域(ROM)エクササイズや
開放運動連鎖系(OKC)トレーニング、バランストレーニング、
コーディネーショントレーニング、認知運動療法(注1)など
様々な目的が融合した、複合エクササイズでもあります。

(2)体の使い方の再教育

筋肉というものは、体内で独立した存在ではありません。
筋肉は体の中でそれぞれ別の筋肉や骨格とつながりを
持っており、それぞれが互いに影響し合っています。
これを筋肉の連鎖性といいますが、これは大変重要なポイントです。
原因となっている部位とはまったく別の部位に、
何らかの影響を及ぼすという因果関係がある以上、
この筋肉の連鎖性のバランスを損ねると、体の各部位に
連鎖反応として悪影響を及ぼす可能性があると考えられています。

また、この連鎖性に動作が加わった状態、
筋肉の動きの連携をキネティックチェーン
(運動連鎖、連続した協調性筋収縮)
と呼ばれますが、この運動連鎖の理論を応用し、
キネティックチェーンのトレーニング、「体の使い方の再教育を
することで運動連鎖性が改善します。
そして、筋肉や骨格間の連動性を回復させるというフィードバックにより、
結果として無理のないコンディショニングが行われます。

■リセットコアストレッチエクササイズ
(A)NO1~NO14

(A)エクササイズNo.1
べルビックバランス法(a)(骨盤・股関節調整)座位15回×2セット程度
【手順1】イスなどに浅く腰をかけ、内くるぶしを合わせて、膝頭の位置を測定する。

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SANY0049

【手順2】膝の位置が短い方の足を、長い方の足の上に組む。
(膝上で組めない方は、くるぶしの上で組んでも良い)
【手順3】右手は左膝の内側へ、左手は右膝の内側に軽く添える。
【手順4】右左に10~15程度、軽くゆっくりとしたペースでゆらす。

【手順5】終わったら組んだ足をほどき、内くるぶしを合わせて、再度膝の位置を
確認。揃っていたら終了する。揃っていない場合はもう一度【手順2】を行います。

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ご注意
揃ったら終了