鼠径部(そけいぶ)痛症侯郡の原因と対処法
この様な症状で、お悩みでは有りませんか?
特にサッカー選手の足の付け根が痛い
ハンドボールの練習中バランスを崩し
股関節周辺に痛みが出る
股関節痛と間違えることもある
手術するしかないと病院で言われた。
鼠径部痛症候群があると心配ですよね、そこで問題がない場合は整形外科や接骨院などへ行かれますが、なかなか症状が取れなくてお困りの方も多くいらっしゃいます。
このページでは鼠径部痛症候群や体のゆがみに関する原因や症状、対処法などの情報を載せています、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。
鼠径部痛症候群とは
鼠径部とはどこなのか?
鼠径部痛症候群の説明の前に鼠径部とはどこのなのか?を説明しておきましょう。
鼠径部とは股(もも)の付け根のややくぼんだ線より上にある三角状の部分の事をいいます。
鼠径部の下の部分には鼠径靭帯という靭帯があり、その下を太い大腿動脈や神経が通ります。簡単に言うと、足の付け根から下腹部あたりです。
鼠径部痛症候群(groin pain syndrom)とは?
鼠径部痛症候群とはいったい何なんでしょう?
鼠径部痛はその名の通り鼠径部の痛みです、鼠径部に痛みを訴える傷害はいくつかあります。
1、「関節唇損傷、股関節インピンジメント」関節周りの軟骨の損傷や関節の ひっかかりがある。
2、「恥骨の剥離骨折、疲労骨折」
3、「鼠径ヘルニア」「スポーツヘルニア」いわゆる脱腸
4、「恥骨結合炎」「肉離れ」
このような明らかな原因が見つからないにも関わらず、体幹~脚の動き、安定性、スムーズな動きができない事によって、骨盤周辺の動きが悪くなり、運動時に鼠径部に痛みを起すものを「鼠径部痛症候群」と呼んでいます。
例えば、足を怪我した投手が下半身を使わずにボールを投げ続けていたら肩を壊す。
同じように、腕と体を上手く使わないでボールを足だけで蹴っていれば痛みを引き起こす。
スポーツ競技の動作には、上半身と下半身との使い方のアンバランス状態があると様々な外傷的な症状になります。
こんな理由で起こる股関節の痛みの事です。
最近は医学、医療機器の進歩により、股関節の痛みの原因を特定することが可能になってきていますが、それでも5割は「明らかな原因が見つからない股関節の痛み」です。
鼠径部痛症候群の痛みはどこに出るのか?
鼠径部と太ももの内側の付け根に痛みを感じる人が多いようです。
この場所に痛みを感じる人が多いのも、古くからスポーツヘルニア、恥骨結合炎と診断されてきた理由なんだと思います。
左右の違いについては、右側のみが36%、左のみが27%、両足が37%だったそうです。
鼠径部痛症候群の治療
「恥骨結合炎」「スポーツヘルニア」なら、安静・消炎・手術など治療法がありますが、鼠径部痛症候群に対して異なる病気の治療をしていても良い方向には向かいません。
鼠径部の痛みを引き起こす、原因となる動きを改善か、股関節周辺のバランス調整が必要があります。
股関節周辺の筋肉の柔軟性低下
特に股関節外旋筋の柔軟性に左右で大きな違いがある場合などは、しっかりとストレッチや骨格のバランス調整で柔軟性を取り戻す必要があります。
股関節外転筋力の低下
片足立ちで骨盤が上げた方の足へ傾くようであれば、股関節外転筋の筋力トレーニングが必要です。
体幹筋力の低下
世間で広く知られるようになったコアトレーニングも重要です。
体幹の筋力が弱ければ、安定性が欠け股関節への負担も大きくなってしまいます。
指導者、保護者、選手に必要な予防の知識
鼠径部症候群についての治療法について簡単に説明しましたが、治療は専門家がする事です。
指導者や保護者と選手が考えなければいけない事は、予防です。
私はこのようなスポーツ障害の記事を書くときに必ず書いている事ですが
「なってからでは遅い」スポーツ障害で最も重要な事はスポーツ障害にならない事です。
鼠径部痛候郡の対処法
その為に必要な知識をチェックしておきましょう。
①全身を使ったキックの動きを覚える
②怪我をした状態でプレイはしない
③充分な柔軟性と筋力を確保する
スポーツ障害を引き起こす大きな原因は柔軟性の不足です。
特に、鼠径部痛症候群の場合は股関節外旋筋という筋肉の柔軟性の低下が大きく影響します。
しかし、それ以外の関節の動きが悪い場合も間接的に、鼠径部痛症候群の原因になります。
充分な柔軟性を確保する為にも、普段からの体のケア、疲労が蓄積した状態で運動を続けないなど管理する事が大切です。
体をしっかりと支える筋力をつける事は重要です。
ジュニア年代ではしっかりと筋力をつけるウエイトやトレーングよりも、筋力をしっかり発揮できるように体の使い方を学ぶの事が大切だと思います。
鼠径部痛症候群についてまとめてきました。
鼠径部、骨盤、股関節の周辺は非常に複雑で痛みがあっても確定診断が出ない事もよくあります。しっかりと治療を受けず、痛みが慢性化すると、将来的にプレーする事が難しくなるもあります。
千樹館治療院・整骨院では・・・
どのような施術ができるのか
鼠径部痛症候群には、まず、安静にしてその後、骨盤の調整行う。
過緊張した筋肉をバランス良く弛緩して武道整体と施術を行う。
当院のポリシー
あなたの症状をお伺いして、原因を普段の生活の中から見つけ、その上で身体の歪みを整え、症状の改善を目指します。
症状が改善しても、生活習慣が以前のままでは又痛みがでやすいですから、普段の生活の注意点をお教えしたり、ご自分で出来る自己運動の方法をお教えしたりします。
その時だけ気持ち良いマッサージなどでは有りません、身体を根本的に改善し、コリや痛みの無い日常生活を過ごしたいとお考えでしたら、当院の武道整体がお勧めです。
鼠径部周辺などの痛みなどの患者様のお声(口コミ・体験談)
私どもの施術を受けて頂いた感謝様から沢山のお声をいただいています、その一部をご紹介させていただきます。
小学生4年生 T君 ドッチボール・水泳など 船橋市馬込町
1ヶ月前にハンドボールの練習中に、シュートを投げたときから左股関節の当たりが痛くなり歩くことが出来なくなる。
船橋市の某有名な外科にて診察を受け股関節に水が溜まって炎症していると診断されその後、湿布やリハビリ等を受けるが改善がない・・
ひと月程度学校にも登校出来ず大変でした!!母親のコメントです。
施術前の状態
痛くて足が床に着けない
知人の紹介で来院され当院の診断では、左鼠径部(そうけいぶ)の緊張と炎症と判断しました。
まず、骨盤と股関節などの歪みを調整し、そけいぶ周辺の緊張を弛緩させる。
すると2回目の施術で殆ど痛みが無く歩けました。
施術後の可動域
施術後の立位
足が上がりましたょ・・と笑顔がいっぱいです。
ご相談の方は、ご気楽にお電話を下さい。
千樹館治療院・整骨院
〒270-1367 千葉県印西市浦部163-5(松山下総合運動公園ウラ)